大山自然歴史館では現在、特別展として「大山寺縁起絵巻」を展示しています。 大山寺縁起絵巻は、応永5年(1398年)、前豊前入道了阿に絵巻物として編纂され全10巻からなるもので、大山権現に伝わる記録や伝承を描いたものです。 中でも島根半島から弓ヶ浜を見た鳥瞰図(写真)は非常に珍しく、大山寺縁起絵巻の大きな特色のひとつでもあるということ。 ただ残念なことに、昭和3年大山寺本堂の火災で焼失し、現在みられるのは東京国立博物館所蔵の1・2巻の模写と、東京大学史料編纂所の一部の模写と写真のみです。 島根半島から弓ヶ浜を見た鳥瞰図は600年の時を経て、大山王国遊悠マップとして蘇りました。これは、大山寺縁起絵巻を意識したものではありませんでしたが、ほとんど同じ構図で表現されています。不思議なつながりを感じますね。 下の関連ページ(3)で、そのマップをご覧いただけます。(I) |