赤瓦と青々とした稲田が真夏らしい景色を創っていました。 まるで、赤い瓦の醸しだす雰囲気はまるでスペイン?ポルトガル?の農村地帯のよう。なんて。(実は米子市五千石地区の望遠風景)。 この赤瓦はこの地域(山陰)ならではの石州瓦です。 石見地域(島根県)に産出する豊富な良質の陶土と、来待石(松江市宍道町)からとれる釉薬(うわぐすり)を使うことで、石州瓦独特の赤瓦が造られるようになり、山陰各地に広まりました。 現在でも漁村、農村では赤瓦一色の集落を見かけることがありますが、新しい家も同じ色にしているところを見ると、集落の調和(色の)を図っているようでもあります。これも素晴らしい文化。守っていくことができればいいですね。(I) |