鳥帰る。 鳥達にも、人達にも“旅立ちの季節”がやってきました。 この季節、米子水鳥公園、安来熊義平野では北方に向かって飛び立つシーンに遭遇することがあります。 今冬は中海沿岸の地域に約1000羽のコハクチョウをはじめカモなど数万羽の渡り鳥がやって来ましたが、春が近づき、シベリアへの「北帰行」もそろそろファイナルに。 朝夕、米子市内ではクオー、クオーと別れを告げながら7・8羽で隊列をつくって、北の空へ向かうコハクチョウを見る事が出来ます。三角形にきれいに隊列を作って飛ぶさまには驚かされたりします。
1996年5月4日、NHK総合テレビで放映された山田太一ドラマ「鳥帰る・故郷の母に会いたい」では、クライマックスシーンに米子水鳥公園のコハクチョウが飛び立つ景色が使われました。今でもそのシーンは脳裏に焼きついています。それくらい印象的な旅立ちでした。 ちなみに、「鳥帰る」は今の季節の季語でもあります。(I) |