晩秋の柔らかい西日に包まれた安来・清水寺三重塔。懐かしく感じる風景です。 西暦587年に尊隆(そんりゅう)上人開基の寺院。最盛期には伽藍48坊を有し山陰一の大霊場(天台宗の巨刹)だったということです。 写真の塔は1857年建立された、山陰で唯一の総ケヤキ造りの三重塔。 記録によると、1万人講を組織して、大工3代、和尚2代、33年の歳月を費やして完成したということです。 この塔は3階まで登ることが出来、三層から見る境内の眺めや安来(能義)平野はまさに絶景です。 清水寺は米子から車で20分ほどのところにあり、古くから市民の癒しのスポットとなっていました。これから11月末にかけてカエデがもっとも紅くなる季節を迎えます。是非お出かけください。 境内には紅葉を楽しみながら名物「精進料理」が楽しめる料理屋さんが数軒あります。(I) |