山麓で純白の可憐なソバの花が咲きだしました。遠くから見ると、まるで白い絨毯。 近年、水田転作によってソバ栽培が急増していることもあり、山間のあちこちで見かけるようになりました。 黄金色に輝く稲穂の絨毯の横に純白の絨毯・・・パッチワークのようでもあります。
ソバのうんちくを少しだけ。 『ソバは他家受粉の植物ですので一本だけでは「実」がなりません。何本あったとしても、同じタイプの花では「実」がならないということです。受粉するには訪花昆虫(蜂、ハナアブ類、)の手助けがどうしても必要で、実になるそばの花は少なく、受粉率は12%と言われています。』 『また、ソバはそれ自体大変吸肥力の強い作物です。他の作物が吸収することが出来ない肥料分でも、自分の力で溶かして吸収し栄養分にします。やせ地でも生育するとはそういう意味です。』・・・なるほど、なるほど。(I) |