春のやわらかな日差しの中に大社線の終着駅・大社駅がありました。 出雲大社にちなんで神殿風に作られた駅舎は大正13年の改築時にできたもので、現在も町の文化遺産として保存されています。 大社線は平成2年に廃止されましたが、手厚く保護されているようで、当時の姿がほぼそのまま残っています。駅の内部にも当時のポスターや時刻表、料金表が残っていました。当時を偲ぶどころか、俄かには廃駅であることが信じがたいほどきれいに保存されています。 この静かに佇む駅舎の中に、大正時代の雰囲気を漂わすレトロな喫茶「ティールーム野の花」があります。時間がとまったような空間に身を置きお茶を楽しむと、遠い昔にトリップしたかのような気分になったりします。是非どうぞ。営業は土日・祝日の9時半〜16時です。(I) |