彼岸花(曼珠沙華・まんじゅしゃげ)が麓・会見町の水田のあぜ道で満開となっていました。9月20日頃から咲き出しましたが、いまだに見事な赤花を咲かせています。この秋は例年より長く咲いているような気がします。
曼珠沙華は梵語でズバリ「赤い花」を意味する言葉だそうです。それにしても、これほど強烈で刺激的な「赤い花」がほかにあるでしょうか・・・。あぜ道や川べりに群れ咲くさまは遠目にみてもドキッとするほどのインパクトです。 彼岸花はまっすぐな茎の上に花だけをつけています。葉は花が散って後にゆっくり生まれ出てきます。韓国ではそんな特徴を花の名前にしました。サンシチヨと呼び「想思華」と書くということです。 『1本の茎を共有しながら花と葉は決して出会うことはない。花は葉を想い、葉は花を思い焦がれているから「想思華」』 ロマンチックですね〜。 彼岸花が野や里に朱を散らすと、爽やかな風とともにしのびやかに秋がやってきます。(I) |