昨日、植田正治写真美術館で哲学者・鷲田清一(わしだ・きよかず)氏の講演会がありました。 写真美術館では現在、特別展MODE−時空を超えてーが開催中ですが、この特別展を「モードのまなざし、写真のまなざし」ということで哲学的なアプローチで迫った興味深い話となりました。 視点を変えることで、植田正治さんの作品の凄さがあらためてうかびあがったように感じました。(I)
鷲田清一さんは大阪大学大学院文学研究科教授(臨床哲学)で、哲学をベースに身体、他者、所有、規範、制度などの問題を論じてられていますが、近年は<顔>論、モード論の独自の研究領域を開くとともに、哲学の発想を社会が抱え込んだ諸問題へとつないでいく臨床哲学のプロジェクトを取り組まれています。 |