大山の山麓では赤とんぼの季節をむかえています。きまってこの時季に群れを目にしますが、晩夏から初秋の大山の風物詩であるようです。 「赤とんぼ」といえば日本人なら誰もが思い出すメロディーがあります。童謡の定番中の定番。日本人が最も好きな曲の1つで、日本人の心の歌としてとりあげられることも多い、「露風-耕筰」コンビの名曲です。 三木露風と山田耕筰はよく息の合ったコンビで、実に69曲もの歌が世に送り出されたそうですが、その中で「赤とんぼ」の存在はピカイチです。露風の幼年時代の原風景と美しいメロディ・・・歌う者をそれぞれがもつ感傷の世界に誘うような不思議な魅力を持っているようです。 ということで、初秋の大山、広い風景の中で「赤とんぼ」を口ずさんでみませんか? 不思議なもので…元気になれたりします。(I) |