大山山麓・八郷地区の水田地帯では稲の株も張り丈も伸びて穂を孕んできました。 田植えから2ヶ月半余、一気に夏が通り過ぎ、実りの秋が近づいてきました。 今夏は冷夏で作況が心配されましたが、8月後半は気温も上がり例年通りの出来になってきたようです。 稲の花はあまり知られていませんが、太陽がカンカン照りつける真夏の正午前後の数時間に花が咲きます。写真でその痕跡がわかるでしょうか…。花は固い殻をジワーと開いていき、白いシベを差し出し懸命の営みをおこないます。そして再び殻を閉じ、一月半くらいかけて米を太らせます。そんな稲の花は鑑賞にたえる美しい花ではありませんが、私たちにとっては命の花であります。 9月は天気が安定する…残暑が厳しいという予報もあるようですので、豊作も期待できますね。美味い新米が楽しみになってきました。(I) |