大山は名水の宝庫です。ここ山麓の淀江町本宮の泉では今日も湧水がトウトウと流れていました。何百年も、いや何千年も止まることなく流れているのでしょう。いったいどこからどう流れてくるのでしょうか。 写真の石の取水口から出てる水はごくごく一部です。脇には大きな流れ(川)がありました。案内板によると一日の湧水量は30,000トンということで、県下では他に例をみないということです。それにしても大変な量の湧水です。あらためて驚かされました。 この湧き水はどこに流れていくのだろうか・・・谷を下ると淀江の西尾原あたりを通り淀江平野から美保湾に流れているようです。弥生時代から淀江の平野は豊穣の地で、多くの人が暮らしていたようですが、これはこの本宮の泉や、天の真名井があったためであることが想像できます。(淀江はあらゆる場所から(ちょっとオーバーですが)遺跡が出てきています) さらに、淀江沖の美保湾は昔から好漁場でしたが、これもこれらの湧水に原因があるのかもしれません。 湧水に光をあててみると、この地域の人々の営み、歴史が見えてくるように思います。いつか・・・大山の水をフューチャーしたストーリー「大山水物語」を描いてみたいですね。だれかトライしてみませんか!?(I) |