窓の外、ヒマラヤスギが雪に覆われ、静かな景色を創っていました。 山麓・岸本町の植田正治写真美術館2階喫茶コーナーからの景色。ロビーの窓ガラス越しに見る冬の景色は、重厚な額縁に入った日本画のようでした。そこにはワビ、サビの世界がありました。 雪の降る日の美術館は実に心地よい。なんだろう・・・だれもいない喫茶コーナーに身を置くと不思議に寛いでしまう。時間が止まっているのでは・・・なんて感じてしまう。 セルフサービスで、あったかなコーヒーが200円、岸本町の名水・地蔵滝の水が10円で販売されていますが、価格も実に心地よい。 来館者のメーッセージノートには植田さん、写真への思い、大山への思い等すてきなメッセージもなんだか心地よい。 雪の降る日に出かけると、こんな心地よい時間(とき)を独り占めできます。 写真美術館では現在「もうひとつの風景」展が開催されています。もちろん、ここにも心地よい植田正治さんの写真があります。(I) |