緋色(ひいろ)に輝く楓。一昨日、大山山麓の某所に見事な楓の木がありました。 西日があたり一段と赤く光を放っているようでした。眩しいほどの明るさでした。カメラでその色を正確に撮る事は不可能・・・それくらいの強烈さでした。これを「緋色」と表現するのでしょうね。
「秋の日はつるべ落し」とはよく言ったもので、この写真を撮った10分後には辺りは暗くなってきました。晩秋の夕陽はまるで燃え尽きるようなスピードで出雲の山々の彼方へ落ちていきました。 ちなみに「つるべ」とは「釣瓶」のことで、井戸から水を汲み上げるのに使われた道具です。そう言えば、深い井戸から水を汲む時に紐のついた小さな瓶(実際はバケツのようなもの)を勢いよく落としたものですね。 秋の夕陽はまさにそんな感じで落ちていきます。(I) |