西日を浴びた赤松林と大山西稜、そして芝生畑。 大山の中腹には写真のような美しい芝生の畑が広がっています。 ゴルフ場の造成が盛んに行なわれた十数年前には、大山山麓で生産された芝生が大量に全国のゴルフ場へ出荷されました。現在は出荷量は少なくなったようですが、大山の“黒ぼく”がいい芝生を育てるということで、継続して生産が行なわれています。人気の「ブランド」にもなっているようです。 もちろん、芝だけでなくスイカ、長いも、梨、水稲などなど作物を育てるにはいい土壌です。水持ちがよいなど、いくつかの特徴があり、特に園芸には適しているようです。 甲子園のグランドの黒土は、大山黒ぼくが用いられていることもよく知られているところです。なお、黒ぼくは大山の噴火活動による火山灰土です。 ちなみに、大山は約100万年ほど前から噴火活動をはじめ、約2万年ほど前に最後の活動があり、それ以降の噴火活動を示すものは今のところ確認されてはいません。(I) |