懐かしい匂いのする塩津小学校(平田市)の校舎と校庭、そして日本海の水平線。 全国上映中の人気の映画「白い船」の舞台です。夏休み期間中の午前中に限り、学校が開放され、全国から多くのファンが訪れています。 舞台になった白い船が見える教室にも入ることもでき、映画のシーンと同じ状況のなかに身を置くことができます。自分自身が主演の子どもになったような気持ちに。なんだか懐かしくて、心地よい・・・感動を味わうことができます。 毎週 水、金、日曜日の午前10時〜10時30分頃は映画にタイトルにもなったフェリー「白い船」を沖合いに見ることもできますが、その時は歓声があがり、手を思いっきりふる人も。誰もが、純真な心をもった子供の頃にかえるようです。 この白い船、大山の沖合いも通ります。双眼鏡があると確認できます。水、金、日曜日の午前9時30分頃、美保関(島根半島先端部)沖に“思い”を集中してみましょう。 ちなみに、大山の麓・米子ICから山陰道経由1時間20分程で塩津に行くことができます。是非この映画の舞台にお出かけください。(その前に映画を。当地では米子サティー東宝、松江サティー東宝で現在上映中です。なお、7月上旬発行の週刊誌「ウイークリーぴあ」で満足度NO1(東京地区)の映画になりました) 映画「白い船」のあらすじをあらためてご紹介します。
<物語のあらすじ> 教師でいることがすこしつらくなっていた、佐藤静香、26才。 転任してきたのは、大きな海が見える小さな小学校。児童数は17人。クラスに窓の外ばかり見ている6年生の好平がいた。青い海原のはるか沖合いを白い船がいく、と言う。同じ時刻に通る船。「あの船に乗りたい」と願った子供達と「乗せてあげたい」と誓った大人達の、そして夢を叶えようとする素直な心はやがて小さな奇跡の波を立て、傷心の若い女性教師も生きる力を取り戻していく。クライマックス、ついに実現した子供達と静香の白い船への乗船。彼らを乗せた白い船(新潟の直江津と博多を結ぶフェリー、れいんぼうらぶ)が島根半島に接近していく。それを出迎える大漁旗を掲げた船が50艘もの地元漁船群、そして沿岸から手を振る故郷の人々。空撮も混えたこのスペクタルシーンは、鳥肌がたつほど、美しく、甘く、胸をうつ。(I) |