笠雲のかかる夕方の大山。南風が吹く時はこんな雲がほぼ一日かかっています。 ここは岸本町八郷の田園地帯。強い日差しでカメラマンの影もくっきりと写りました。 「光が強ければ、影もまた濃い」有名なゲーテの言葉を思いだしました。こんな空間に佇むと、ちょっとだけ哲人になれそうです。 夏の光と影を描いた詩が、ある中学校の詩集にありました。なんだかいいですね。 詩を創ってみようか。(I)
8月 光と影の季節
8月の日射しは 鋭く激しく 世界を矢のように 貫いてくる 8月の木陰 水と緑の天幕の中 幾千もの蝶が 樹間を舞う 光が強ければ影も色濃く 光と影は表裏一体 人間の生活にも 夢と現実という名の光と影 夢があるから 現実を生きられる 現実の雑多な営みを1つ1つこなすから 夢に近づく 熱砂の大地を一歩ずつ 進む努力のとき 冒険の羅針盤が 胸の中で回転する夢見る時間 どちらも私達に 必要な季節 大切な「いのちの光と影」 |