夏の風物詩、岩ガキが旬。境港の直売センターにもこんな感じで販売中。 一般的にカキといえば、冬の味覚「真ガキ」と思われがちでずが、当地ではカキといえば夏が旬の「岩ガキ」と決まっています。(ただし、この食文化が定着したのはこの20年くらい) カキは“海のミルク”といわれるほど栄養価が非常に高いことが認められており、タウリン、ミネラルなど疲労回復、成人病子防などの薬効成分も含まれていることが知られています。 「岩ガキ」は5〜8月が盛漁期。透き通る海、水深10m前後の日本海の岩場で育ち磯の味覚が濃縮された独特の味で、知る人ぞ知る夏バテ防止の珍味となっています。県外では今でもなかなか手に入りにくいようです。さて、この岩ガキの食べ方ですが、豪快にいただきたいですね。一般的な食べ方は、冬に食べる「真ガキ」と同じで三杯酢て和える酢ガキ、殻ごと軽く焼く焼きガキ、カキフライ、カキ飯などの調理法がありますが、当地ではレモン汗を落とし、生食用として丸ごと豪快に口に頬張る方法が基本で、濃厚で独特の風味があり、これが一番、美味しい食べ方として定着しています。(I) |