大山スキー場ではスキーシーズンに前に草刈りが進められていますが、ゲレンデ脇にはこんなススキが銀色に輝いていました。 逆光で撮影すると、銀色に磨きがかかったにように写ります。太陽光さえもにシルバーに見えます。 さて、この薄は秋の七草 (あきのななくさ)のひとつでありますが、他には萩(はぎ) 桔梗(ききょう)藤袴(ふじばかま) 葛(くず) 撫子(なでしこ)女郎花(おみなえし)があります。ちなみに、七草は山上憶良が選定されたと言われていますが、彼はこんなふうに詠んでいます。 「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびおり) かき数うれば 七種(ななくさ)の花 萩の花 尾花葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝顔の花」 (山上憶良 やまのうえのおくら、万葉集) なお、春の七草は「七草がゆ」にして食べるなど、 ”食”を楽しむものですが、秋の七草は花を ”見る”ことを楽しむもののようです。 (I) |